
この案件について教えて下さい。
もともと銀座の別の場所で開業されていた美容クリニックが新築ビルに移転される事になり、内装をお受けしました。
銀座通りに面していて富裕層を狙ったテナントが多数入っています。
フロア面積も広く、施術・手術室のほかカウンセリングルームやスタッフの研修室まで備えたクリニックになります。
どのように進行しましたか?
既存のクリニックでお仕事をされている先生なので、打合せのタイミングがかぎられていました。
先生とのやり取りはメールが多く、現地での確認やお打ち合わせ数も少なかった印象です。
先生はお客様やスタッフの導線を気にされていましたので、それを踏まえ私の方からデザインパースでご提案しながら図面でのやり取りで進めました。


工夫した点などはありますか?
施術や手術に応じて個室の種類も数も多かったのですが、VIPルームには洗面台を付けたり、内装も豪華にしたり、壁や床に変化をつけたりしましたね。
豪華絢爛な内装というよりは、落ち着いた印象で間接照明にこだわり、使いやすくお客様がくつろげる空間を提案しました。
あとはこちらからの提案で、手術室の床にはちょっと濃いめの色や、石目調や木目調など模様が入っている素材をおすすめして、採用していただきました。
トイレもそうなのですが、清潔感も含め明るい白を選びがちです。
実際ご使用されていく中ではどうしても汚れが気になってきますので、それを見越して、色柄が多少入っているものをお勧めしています。
同時に掃除がしやすい素材ですね、さっと拭けば汚れが落ちる。
全体の色調がグレーやべージューなどのワントーンだったので、少し色を入れたいという思いがあり、待合のガラスやパウダールームの壁にはカラフルなタイルを貼りました。
少し変化を持たせる事ができて良かったと思っています。

美容クリニックの担当したのは初めてですか?
同じような美容クリニックは何件か経験しています。
どちらかと言うと都心よりは少し離れたエリアの案件が多かったので、銀座の真ん中の今回のような立地のクリニックは初めてでした。
先生に伺うと、海外のお客様も多いようです。
苦労した点はありますか?
手術や施術の照明として使用するオペライトで、案件によって可動式で床に置く仕様のライトを設置することもありますが、今回は天井吊りでした。
天井に下地を仕込まなければならなかったので、メーカーさんとの打合せやビル側との調整などがいつもより時間がかかりましたね。
新築ビルという事ですが、お話しを頂いてからオープンまではどの位かかりましたか?
既にある物件の工事ではなく、新築のビルの工事という事で、実際に先生からご相談頂いたのは、2024年でしたね。
2024年の11月にビルの内装施工説明会が行われ参加しましたが、内装の着工自体は2025年の2月で竣工は5月でした。
ビル自体は2023年の着工という事でした。
オープンを迎えてどうでしたか?
飲食店と違い、お客様がお店に入って食事をしたり寛いだり、実際に稼働する姿を見る事はできませんが、引渡の際にスタッフの皆様が大変喜んでいた姿を見る事ができたので、こちらも嬉しくなりますね。
